センサー技術ページに画像追加しました
東亜の技術はセンサー分野でも活躍しています
◆サーモグラフィー
①赤外線は温度をもつ物体すべてからその温度に応じた波長分布をもっていて、事前に放射されるという特徴をもっています。その温度に応じた波長分布を色画像として表し分析する装置。
②一般的な使用波長は λ=8~14μm(装置によって多少の違いはあります)
◆照度センサー
①光に反応して動作を行うセンサーを言います。光に反応させる事を目的として、明るいときは明かりを消し、暗いときは明かりをつける等の動作を行うものを照度センサーと呼びます。
②液晶画面の明るさコントロール、自動車ヘッドライトの自動点灯機能、防犯用監視カメラ用途、屋外照明や表示灯等に用いられています。 使用波長は 400nm~700nm 可視光タイプ、550nmピーク ローパスタイプ、850nm 950nm等の赤外線タイプ
◆人感センサー・測距センサー
①一昔前まで床との温度変化による熱感知で扉の開閉を行っていた自動ドアだが、現在、近赤外線反射型センサーが一般的になっている。赤外線の特徴の、人間や猫などの熱をもった物体に当てると赤外線を放出する(はね返す)原理を利用している。
②使用波長は 900nm~1000nm 一般的には960nmの赤色LEDが光源となっている。また、反射レーザセンサでは、675nmの波長も使われる。広範囲での感知を望む為、広角レンズ(拡散板・レンズアレイ)を使用。
◆光センサー(ロボット関節部のエンコーダ)
①エンコーダは、軸の回転角度や回転数をデジタル量として検出するために用いる計測器で、モータの位置・速度を検出して制御部に情報を伝達するセンサーとして普及しています。
②ヒューマノイド型ロボットやペット型ロボットの関節に使用されているサーボモータの制御用センサロボットアームの間接部分にあるアクチュエータにはエンコーダが必須で、まるで目がついているかのように対象物を正確に捕捉する能力は、エンコーダによる位置検出技術があって初めて可能になります。
◆糖度計センサー
①果物の糖度が表示されているのをよく見かけるようになりました。現在、果物の糖度の測定には近赤外分光による方法があります。近赤外分光法を用いると非破壊で果物の糖度が測定できますが、装置が大規模となるため農協などに導入されています。
②近赤外分光法とは、ショ糖が吸収する波長の、透過性の高い近赤外光(波長800nm~1000nm)を果実に照射して光の吸収度合いを測定し、それを糖度として読み取れるようにしたものです。この方法では、透過性に優れた近赤外光を果実にそのまま照射するため、非破壊測定(果汁を取り出すことなく、そのまま測定可能)であるというメリットがあります。